発達障害の子供の皮膚むしりを治したい!皮膚むしりの理由や治し方は?

発達障害の子供が指先の皮を向いていて、いつも指先が荒れている・・・

心配ですよね。

実は子供だけでなく、大人でも皮膚むしりをしてしまう人はいます。

やめたくてもやめられず困っている人は、実は意外に多いです。

皮膚むしりの理由や治し方について紹介していきます。

1 皮膚むしりとは

皮膚むしりは、単なる癖のように思われやすいですが、実は、皮膚むしり症と言い、強迫神経症に関連のある心の病気とされています。

人口の約1~2%にみられ、そのうち約75%が女性と男性に比べて女性に多いです。

皮膚むしり症は、皮膚にかゆみがあったり、皮膚疾患があるわけではないのに、自分の皮膚を繰り返しむしることをやめることができません。

むしる場所は顔や手が多く一般的ではありますが、唇や足のかかとや頭皮など他の場所でもあります。

2013年に改訂されたDMS‐5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)で初めて命名されたので、知名度が低く、精神科医や心理士でもまだ知らない人もいます。

2 皮膚むしりをする理由

皮膚むしりは、親や兄弟に強迫症および関連症がある人は、なりやすい体質を引き継いでいると言えるでしょう。

でも、そういった遺伝的なものだけではありません。

きっかけとしては、ふとしたことです。

ちょっとささくれが気になり、キレイにするために取った、皮膚が乾燥して気になってキレイにするためにむしり取った、かさぶたが気になって取った、といったようにちょっとしたきっかけです。

「キレイにしようと思ってやった」ことなのです。

でも、そのキレイにするためにむしった部分は、無理やり取っているので、キレイにはならないか、なったように見えても、それは傷となっているので、修復されていきます。

その修復されて、また完全に元に戻るまでに時間がかかります。

その途中で、また気になってむしる・・・ということを繰り返していくうちに、エスカレートしていってしまうことが多いです。

また、無意識のうちにやってしまうことも多いです。

3 皮膚むしりが続いていくと

  • 傷口からばい菌が入り、皮膚炎になる。
  • コンプレックスとなり、人前で皮膚むしりする箇所を隠すようになる。
  • やめたくてもやめられず、自己嫌悪に陥り、自信がなくなる。

4 皮膚むしりの治し方

1 なぜ皮膚むしりをしてしまうのか理由を説明する。

皮膚むしりのきっかけは、「気になった部分をキレイにするため」のことが多いです。

それからは気が付けば無意識にむしってしまい、やめたくてもやめられず、なぜ自分が皮膚をむしってしまうのか、訳が分からなくなってしまっていると思います。

でも、はじめの理由は「皮膚の気になった部分を取って、キレイにしたかったから」です。

このことを説明します。

そして、実はキレイにしようと思ってやってしまったことだけど、結果的にキレイなことにはならない。という現実があることを説明します。

そして、では、本当にキレイにするためにはどうすれば良い?と考えさせましょう。

もし、子供が小さければ答えを出してあげます。

「本当はキレイにしたいよね?」

「皮膚をむりやり取って、なんとかする?このやり方だと、最後は汚くなるねぇ」

「むりやり取らずにいい匂いのするクリームを塗ってあげると、皮膚がスベスベつやつやにできるよ」

「むしり取って無理やりキレイにしようとするか、いい匂いのするクリームでスベスベつやつやにするか、どっちがいいかな?」

「一緒に大切な体をキレイにしよう!」

と言ってあげます。

子供は自分でも、なんで繰り返してしまうんだろう?と思っていますし、皮膚をむしったことがママに分かって悲しい顔をされるたびに、子供も悲しんでいます。

ママが味方になってあげると、子供も前向きに頑張れます。

2 皮膚むしりに気付いた時に他の行動に置き変える

皮膚むしりに気が付いた時に、他の行動に置き変えるようにします。

皮膚をむしる時は、手を使うので、その手を使えないようにするのがおすすめです。

「手をグーっと握る」ことや「手をグーパーグーパー」と手を閉じたり開いたりすることも良いですね。

そして、置き換えることができたらご褒美をあげます。

自分の行動の後に良いこと(メリット)があれば、それをまた繰り返したくなります。

そうして、皮膚むしりから他の行動に移れるよう強化していきます。

3 思春期を過ぎても中々治らない場合は、専門家に相談も検討しよう

皮膚むしり症は、治りにくいです。

皮膚むしり症は、隠れてできるものなので、人に分かりにくいこともあり、治しにくいです。

思春期を過ぎると、子供も中々親のことを素直に聞きにくくなります。

思春期を過ぎても、中々皮膚むしりが治らない場合は、専門家に相談することも検討しましょう。

「皮膚むしり症」は、2013年に改訂されたDMS‐5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)で初めて命名されたくらいなので、まだよく知らない精神科医や心理士もいます。

だから、専門家にかかる時は、皮膚むしり症を治療したことがあるか確認しましょう。

そうでないと、あまり伝わらず、せっかく相談したのに傷ついたり、悲しい思いをすることがあります。

皮膚むしり症のことを分かっている専門家に相談することが大切です。

最後に

皮膚むしり症は、最近までは癖とらえられていましたが、エスカレートすれば心の病気になります。

やめたくてもやめられない。

コントロールしたくてもできない状態になってしまいます。

人に相談もしずらいこともあり、長期化しやすいです。

1人で治そうと思っても難しいです。

でも、子供の時に気付いてあげられたのなら、親が協力してあげることができます。

ママが味方になってあげると、子供も心強いです。

叱らず、子供の味方になって応援して、皮膚むしり症を治してあげましょう。

おまけ

もし、指のささくれをむしってしまう場合は、このネイルオイルがおすすめです。

ボトルもかわいいですし、べたつきません。

お値段もリーズナブルで、たっぷり入っていますよ。

女の子でしたら、これを使うと「手をキレイにしよう、大切にしよう」というという気持ちが高まりますよ☆

 

足の場合は、こちらのクリームがおすすめです。

足のクリームは、特にべたつきが気になりますよね。

でも、このクリームは塗り心地もサラッとしていて、べたべたしません。

べとつかないのにしっかり保湿してくれますよ☆

ボディクリームを香りで選ぶなら、THE BODY SHOPのボディヨーグルトがおすすめです。

蓋ががばっと開くので、子供でも塗りやすいです。

ピンクグレープフルーツの爽やかな香りが最高です。

幸せな気持ちになりますよ☆

いくつか紹介しましたが、子供が気に入るものを使ってケアしていくと、自分を大切にする気持ちにもつながります。

お気に入りを見つけて下さいね。

 

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