恥ずかしがり屋の子供は発達障害?恥ずかしがり屋が改善する2つの方法

「もしかして、発達障害ではと心配」

「ママの後ろに隠れてばかり、うちの子大丈夫?」

「どうしてうちの子は、こんなに恥ずかしがり屋なんだろう」

「なぜ人に話しかけられたら固まるのだろう」

こんな悩みにお答えします。

・本記事の内容

・発達障害の特徴

・発達障害と恥ずかしがり屋の関係

・恥ずかしがり屋の子供を持つ親がやると良い2つのこと

子供が

・挨拶しない

・話しかけられても無表情

・ママの後ろに隠れる

・家では大きな声で話すのに、外では無言か小さな声

こんな状態だと親としては心配になったり、イライラしたりしてしまうことが多いですよね。

ハキハキしている子を見ると、自分の子は損してるなぁ・・・と思ってしまいますよね。

恥ずかしがり屋、人見知りもさすがに度が越しているのではないか、もしかして発達障害?と気になりますよね。

今回は、恥ずかしがり屋の子供について、体験を元にその理由やどう対応すれば良いのかを紹介します。

1 恥ずかしがり屋の子供は発達障害?

恥ずかしがり屋の子供は、果たして発達障害なのでしょうか?

結論を言えば、「恥ずかしがり屋」という行動だけで発達障害とは判断できません。

まず、発達障害の子供の特徴に当てはまるかチェックしてみてください。

発達障害には3つのタイプがあります。

自閉症スペクトラム

  • ことばの遅れ
  • コミュニケーションの取り方が独特
  • 相手の気持ちや状況などあいまいなことを理解するのが苦手
  • ルールや特定のものへの強いこだわりを持つ
  • 自分のやり方やペースを維持することを最優先したい志向を持つ
  • 状況に合わせて柔軟に変更することができない
  • 感覚過敏(感覚の偏り)を持つ
  • 体の使い方が不器用

ADHD(注意欠陥・多動症)

  • 不注意:気が散りやすい、集中力が続かない、忘れっぽい
  • 多動性:じっとしていることが苦手で、落ち着きがない
  • 衝動性:待つことができず、思いついたら、考える前に行動してしまう

学習障害

  • 知的発達に遅れはないが、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のうち特定のもの、または複数のものの習得に困難が生じる

これらの3つのタイプは、1つだけ当てはまるとは限らず、複数に当てはまることもあります。

※発達障害の子供でよくある行動を詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください

うちの子供、発達障害?と気になった時の【発達障害チェックリスト】と【相談後】

いかがでしょうか?

当てはまることがありましたか?

もし、発達障害に当てはまるかも・・・と不安に思うのなら、子供の発達の相談をする、できれば発達検査も受けることをおすすめします。

正直、親の勘というものは当たるものです。

今、スルーしたとしても、もし発達障害ならば、子供が小学校や中学校に入ってから大変です。

学校生活で不適応を起こし、自信を失い、「みんなのようにできない自分はダメな子だ」と思ってしまう子が多いです。

発達障害だとしても、子供に適した環境づくりと親子関係を作れば、発達凸凹の凸の部分をしっかり伸ばしてあげることができます。

また、もしかして・・・と考えていると、他の子と比べてできない子供を見ていると不安にかられて、怒ったり、イライラしたりといった感情を子供にぶつけてしまいます。

不安なまま子育てをしていると、疲れ過ぎて限界まできてしまうことが多いです。

疲れ過ぎる前に相談に行くのが一番ですよ。

※相談機関と相談の体験談を知りたい人はこちらの記事をお読みください

発達が気になる子供の相談機関のまとめと相談例【我が家の体験談】 

2 発達障害と恥ずかしがり屋の関係

発達障害だからと言って、恥ずかしがり屋だとは限りません。

ただ、恥ずかしがり屋と言われたり、思われたりすることがあります。

これは、我が子を育てて思ったことですが、発達障害の子供は、外の世界に不安や恐怖心を持っています。

それは、特に幼ければ幼いほど強いです。

入園するまでは、親子で一緒にいる機会が多く、自閉の世界にいられます。

しかし、入園して集団生活に入ると、発達障害の子はビックリします。

定型発達の子供は赤ちゃんの頃から人にも興味があり、コミュニケーションを取ろうとし、見たり触ったり、経験して外の世界を知っていきます。

しかし、人とのコミュニケーションよりも自分の世界やモノに興味がある発達障害の子供は外で起こっていることを知らないまま成長していきます。

そんな状態で入園すると、パニックです。

外の世界は不安で怖くてたまりません。

人は不安や恐怖にかられた時には、取る行動は二つ

・逃げる(すくむ)

・戦う

逃げる(すくむ)場合は、固まったり、反応が鈍くなったり、関りをなるべく避けます。

戦う場合は、手が出たり、噛みついたり。

ちなみに我が子は、

・逃げる(すくむ)

行動を取りました。

だから、話さないし、話せず固まります。

そのため、よく「恥ずかしがり屋」だと言われました。

そして、不安と恐怖に加え、発達障害があると定型発達のように、周りから学ぶということが苦手です。

そのせいで、発達障害の子供に合ったやり方で説明されないとよく分かっていないことも多いです。

分からないことが多い状態は不安です。

よく分からないからさらに不安が増して固まる、できないという状態になりやすいのです。

また、発達障害の特性の「0・100思考」で完璧でないと許せない、失敗が許せないという子は多いです。

我が子もこの特性は強く持っています。

そのため、幼い頃は特に完璧にできることでないと人がいる所ではやらないこともありました。

これも、理由が分からず行動だけを見ていたら、やらないのは「恥ずかしがり屋さんだから」と言われた原因の1つです。

発達障害の子供は凸凹があるだけで、何もできない訳ではありません。

できることはよくできます。

そのため、軽度であればあるほど、できる部分が目に入り、できない所は「恥ずかしがり屋さんだから」と思われやすいし、思いやすいです。

「恥ずかしがり屋」だから、発達障害だとは限りませんが、発達障害の子供の状態が「恥ずかしがり屋に見える」ということもあると経験から思います。

とはいえ、一般的には「恥ずかしがり屋」の子というのは、慎重で自意識が高くて他人の目が気になってしまうことが理由のことが多いです。

では、一般的な「恥ずかしがり屋」の子供にはどうすれば良いのでしょうか?

次は「恥ずかしがり屋」の子供が積極的になれるようになる方法を紹介します。

3 恥ずかしがり屋の子供にやってあげると良い2つのこと

1 好きなこと・得意なことを伸ばす

恥ずかしがり屋の子供が好きなこと・得意なことを伸ばして上げましょう。

好きなこと・得意なことに自信が持てると、気持ちも前向きに積極的になります。

そこをステップに行動範囲を広げていくのです。

「お絵かき」「工作」「泳ぐこと」「かけっこ」「ダンス」など、子供が好きなこと・得意なことをしたら、たくさん褒めましょう。

また、もし習い事ができるのなら、習い事で子供の得意を伸ばしてあげるのもおすすめです。

好きなものはどんどんやりたくなるので、上達も早いです。

自信は、恥ずかしがり屋の子にとって大きな力になりますよ。

2 場慣れして大丈夫の体験を増やす

恥ずかしがり屋の子供は、慎重で慣れるのにも時間がかかる子が多いです。

慣れない場所では緊張し、なかなか自分も出せません。

たくさん経験し、場慣れして「大丈夫」だと思う経験を積んであげましょう。

子供向けのイベントに行ったり、いろんな公園に行ったり、習い事の体験に行ったり。

やったことがある!知ってる!分かる!体験を増やします。

とはいえ、恥ずかしがり屋の子供は慎重過ぎるために新しいことをするのを好まない子も多いです。

そんな場合は、少し背中を押してあげると良いですよ。

やらないから不安だけど、やってみたら面白かった。

行く前は不安だけど、行って見たら面白かった。

そう感じる子は多いです。

経験を積めば、「やったことがある安心感」「知っている安心感」が増えます。

場慣れは気持ちを強くする効果がありますよ。

最後に

恥ずかしがり屋の子供を持つと、親としては大丈夫なのか心配になりますよね。

でも、一般的には子供の時に恥ずかしがり屋だったとしても、大人になってもずっと恥ずかしがり屋のままの人は少ないです。

また、「自信」と「場慣れ」で変わるので、安心してくださいね。

もし、恥ずかしがり屋だけでなく、発達障害を疑っているのなら、勇気がいりますが、一度相談してみてくださいね。

後、恥ずかしがり屋と思われやすい子には「場面緘黙」が原因のこともあります。

家では話すのに、園や学校では話せない・・・ような場合は「場面緘黙」かもしれません。

「場面緘黙」だとしても、理解して子供に合ったサポートとスモールステップで改善することができます。

まずは、相談してくださいね。

※相談機関と相談の体験談を知りたい人はこちらの記事をお読みください

発達が気になる子供の相談機関のまとめと相談例【我が家の体験談】 

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