「丸つけは親?子供?どちらがした方がいいの?」
「丸つけを子供に任せるのが心配」
「子供が丸つけをズルしてばかりで困る」
「成績が上がる丸つけの方法を知りたい」
「使いやすい、書きやすいおすすめの丸つけペンは何?」
こんな悩みにお答えします。
・本記事の内容
・丸つけは親か子供か
・子供が丸つけする時にズルしないようにするためには
・成績がアップする丸つけのやり方
・おすすめの丸つけペン
中学受験での勉強や宿題の丸つけ、大変ですよね。
丸つけは誰がしていますか?
親ですか?子供ですか?
丸つけは、やり方によってモチベーションが上がり、成績アップにもつながります。
やる気が出て成績が上がったら嬉しくなってさらに勉強を頑張ろうと思えます。
頑張る子供の姿は、親としても嬉しいですよね。
では、丸つけについて説明していきます。
目次
1 中学受験勉強で丸つけは誰がする?
丸つけを子供に任せても良いのかどうか。
その答えは、子供が丸つけした後にある行動ができているかによります。
その行動は、
「解説を見て、考えてやり直しができる」
この行動が自らできている子供でしたら、丸つけは子供に任せて大丈夫です。
むしろ、子供に任せた方が、自分で間違いに向き合って、考えて、対応する力、自主性を伸ばすことができるのでおすすめです。
でも、子供が丸つけした後に、
・考えずに答えを丸写しする
・答え合わせを面倒くさがる
状態でしたら、親が丸つけをしましょう。
丸つけとやり直しは、ワンセットです。
まずは、この習慣をつけることが大切です。
この習慣がなければ、せっかく中学受験で合格しても、入学後に成績が低迷してしまいます。
楽しいはずの中学生活に大きく影響します。
やりっぱなしにしない。
「丸つけ」→「やり直し」=勉強
を習慣にしましょう。
ちなみに、親が丸つけするメリットがあります。
それは、
・子供が苦手な所・躓いている所が分かる
ことです。
これが分かれば、的確にサポートすることができますし、塾でも具体的に相談しやすくなります。
分からないことが分からなければ、できるようになりません。
分からないことが分かれば、必ずできるようになります。
子供の分からないを把握することは成績につながります。
2 子供が丸つけでズルしないようにするには?
まだ子供が自ら「解説を見て、考えてやり直しができる」状態でなかったとしても、塾から子供に丸つけをするように言われていたり、親自身が丸つけの時間が取れなくて、子供が丸つけするしかない場合もありますよね。
そんな場合、子供が丸つけでズルしないかどうか心配ですよね。
子供が丸つけでズルしないようにするには、3つの方法があります。
- ばれることを教える
- 自分のためにならず、後で後悔することを伝える
- 親が時々チェックする
1 ばれることを教える
丸つけで、答えを丸写したり、適当に丸をするようなズルをすれば、必ずばれるということを伝えます。
ズルしたら、本当の意味で理解していないので、テストの点が取れません。
だから、必ずばれるのだといことを教えます。
2 自分のためにならないし、後で後悔することを教える
丸つけでズルすることは、早く勉強が終わっても、本当に分かっていないので、自分のためにならず時間の無駄になることを教えます。
また、そんなことを続けると、テストの点数も悪くなり、行きたい学校に行けなくなるし、後で絶対に後悔するということを伝えます。
子供はどうしても目の前のことを優先してしまいます。
ちゃんとしっかり目を見て、「ズルしたら後から後悔するよ」と真剣に伝えましょう。
3 親が時々チェックする
子供に、勉強具合を把握するために時々チェックすることを伝え、実際抜き打ちでチェックします。
時々チェックすることを先に伝えておくことで、子供自身も意識して気をつけます。
また、実際に抜き打ちでチェックすることで、ズルしたい気持ちにストップを掛けることができます。
3 中学受験勉強で成績が上がる丸つけのやり方
成績が上がる丸つけの方法は、3つあります。
1 すぐに丸つけをする
丸つけをは、時間をおかずにすぐにやります。
遅くてもその日の内にします。
後回ししません。
時間がたてばたつほど、記憶はあいまいになります。
そのため、問題をもう一度読んで、なぜこの答えになったのかもう一度考えなければいけないため、時間もかかりますし、結局忘れてよく分からないことも多くなります。
すぐに丸つけすれば、記憶もはっきりしているので、「そうだったのか」と腑に落ちて理解しやすくなります。
丸つけのタイミング1つで、理解度と定着度に違いがでてきます。
丸つけのベストなタイミングは、解いてすぐです。
2 丸の色分けする
丸つけの時、普通は赤色を使いますよね。
でも、赤色だけだと、「間違って解きなおした問題」も「最初から理解して丸がついた問題」も区別がつきにくいです。
そこで、
最初は赤丸
解き直した問題は青丸
と色を分けて丸をつけます。
そうすれば、視覚的にすぐに分かります。
青丸の問題だけを後日見直したり、解き直しすることで記憶と理解が定着します。
できなかった問題、理解不十分だった問題だけを復習することができるので、無駄がありません。
これをすると、成績が目に見えて上がってきます。
3 できている所を褒める
小さい頃は、できたらいっぱい褒めていましたよね。
でも、大きくなればなるほど、できるのは当たり前になり、褒めることが少なくなります。
当たり前のことであっても、褒められたらやっぱり嬉しい気持ちになります。
嬉しいことは、脳が喜ぶのでもっとやろうと思います。
「勉強しなさい」と言わなくてもやるようになります。
やり方ですが、
1 いろんな形の丸をつける
2 コメントをつける
3 バツをつけない
この3つが効果的です。
1 いろんな形の丸をつける
「一重の丸」だけですと、正解していてもそれほど心に響きません。
「花丸」や「二重丸」をつけたり、アレンジすると、機械的な感じがなくなり心に響きます。
「勉強=楽しい」になるので、やる気がアップし成績アップにつながりますよ。
2 コメントをつける
できて当たり前のことでも、一言コメントをつけます。
「九九がバッチリですごい!」
「単位マスターしたね!」
「読みやすいね!」
などなど。
時間と余裕があれば、キャラクターに吹き出しで「がんばったね」「よくできたね!」などの一言メッセージを書くのもおすすめです。
ちょっとしたひと手間で、勉強のやる気がすごく上がりますよ。
また、中学年、高学年になると、反抗期も入ってきてイライラしやすくなって、大変です。
でも、一言コメントがあると、認めてもらえているという「自尊心」も満たされて、落ち着きやすくなるメリットもありますよ。
3 バツをつけない
間違っているのだから、バツをつけて当たり前と思わず、間違えた問題には、丸をつけないか小さく「レ」をつけるくらいにします。
バツをつけようがつけなかろうが、子供自身、間違ったことはしっかり分かっています。
丸つけする目的は、間違えた所、理解不足の所を見つけてできるようにすることです。
間違えた所や理解不足の所を見つけるのは悪いことではありません。
賢くなるために大事なことです。
でも、バツを書かれるとなんとなくダメなイメージを持ってしまい、丸つけがイヤなものになってしまいます。
勉強が楽しくなくなります。
特に勉強が嫌いな子や自信がない子には、バツをつけない方が勉強に前向きになれますよ。
4 おすすめの丸つけペン
丸つけに使うペンによって、使い心地や見た目が大きく変わります。
中学受験の勉強や宿題は多いので、使いやすい道具に変えることで効率も上がります。
おすすめなのは、心地よく使えて、花丸が映えるペンです。
その名も「採点ペン」です。
名前の通り「採点」に特化したペンなので、サラサラ書けて使い心地が抜群です。
丸を付けると「シャッ」と気持ちよい音がします。
この「採点ペン」には、赤色のインクカートリッジがセットされているのですが、この色よりもすこしピンクがかった色が見た目もキレイでおすすめです。
スラスラ書けるペンで、丸つけのストレスが軽くなりますよ。
最後に
忙しい毎日の中での丸つけは、大変ですよね。
できれば子供に任せたいですよね。
でも、子供が自主的に勉強に取り組んで間違いに向き合えない内は、親が丸つけしないと学習の定着度に大きな差が出てしまいます。
子供が自主的に取り組めない間は、親が丸つけでサポートしましょう。
とはいえ、遅くとも6年生の半ばになると、多くの中学受験生は、答えを丸写しするようなことをしなくなります。
合格するためには、ズルしていても何にもならないと意識が変わってくるからです。
だから、今の状態がずっと続くわけではありません。
子供自身が本当の意味で勉強に取り組めるようになるまでの間、期間限定だと思ってサポートしましょう。
では、今回の記事をまとめます。
1 中学受験勉強での丸つけは
子供が自主的に勉強に取り組める(間違えた所をよく考えてやり直しできる)場合
→子供が丸つけ
子供が「考えずに答えを丸写しする」「答え合わせを面倒くさがる」場合
→親が丸つけ
2 子供が丸つけでズルしない方法は
- ばれることを教える
- 自分のためにならず、後で後悔することを教える
- 親が時々チェックする
3 中学受験勉強で成績が上がる丸つけのやり方は
- すぐに丸つけをする
- 丸の色分けをする
- できている所を褒める
4 おすすめの丸つけペンは
※おすすめの色のインクカートリッジは
できそうなことから、取り組んでみて下さいね。
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