中学受験で使える通信教育を比較!子供に合った学習法は?

中学受験するための勉強手段というのは、いろいろあります。

塾、個別指導塾、家庭教師、通信教育、問題集を使っての自宅学習と大きく分けると5つです。

どのやり方もメリットもあれば、デメリットもありますし、子供に合う合わないで現状維持か成績アップかと変わります。

習い事を続けたい子や周りに人がいると気になって集中できない子は、塾に行かずに学習する子は多いですね。

今回は、中学受験で使える通信教育を比較したいと思います。

1 進研ゼミ 「考える力・プラス中学受験講座」

特徴

4年生から対応している。

教材は紙教材がベースで、難しい難問については、中学受験塾のTOP講師による1教科月5分〜10分の映像授業でフォローがある。

また、受験算数ウェブ授業で授業テキストの算数確認問題の解説がある。(10本・1回約5分~15分)

1か月で「授業テキスト」と「演習ワーク」と「添削課題」を終わらせる学習サイクル。

5年生は年3回の診断テストと1回の合格可能性判定プレテストがある。

6年生は年2回の診断テストと1回の合格可能性判定テストがある。

暗記対策に、特別暗記教材が届く。

添削問題を提出すると努力賞ポイントがたまり、商品と交換できる。

カリキュラム

小学4年生4月号~小学5年生1月号までで受験内容をひととおり終えるようになっている。

小学5年生2月号~小学6年生前半期は「単元の復習」と「応用力の育成」カリキュラム。

小学6年生後半期は、入試本番に対応した得点力を育成するカリキュラム。

メリット

テキストは図や絵での説明が多く、ヒントもたくさんあり、分かりやすい。

受験で必要な内容がコンパクトにまとめられている。

努力賞ポイントなど子供が続けやすい工夫がある。

料金が4年生から6年生まで同額で安い。

デメリット

演習量が少ない。

テキストがシンプルな方が好みの子には不向き。

料金

4年生から6年生まですべて同じ料金。4教科込み。

入会金なし。

6,946円/月 (※1年分一括払いの場合(消費税率8%))

<<進研ゼミ公式サイト>>

2 Z会中学受験コース

特徴

3年生から対応。

全国の難関国私立中学校を対象としたプログラムになっている。

それ以外の学校を志望している場合は、中学受験コースでなく小学生ハイレベルコースがおすすめ。

紙とタブレットの両方を使用。

1科目からの受講ができる。

中学受験コースの受講には、対応するiPad端末と端末に対応したタッチペンがいる。

難問は、映像授業でサポートがある。

添削問題もあり、提出すると努力賞ポイントが付き、たまれば商品と交換できる。

担当指導者と月に一回タブレット上で「定期面談」がある。

テキストはとてもシンプル。

カリキュラム

小学6年生7月で「カリキュラム履修(単元学習)」を完了。

小学6年生8月からは「入試演習」に入る。

メリット

1教科から受講できる。

記述問題が多く良問なので考える力がつく。

国立私立難関校に合格できるレベルの内容。

デメリット

国立私立難関校志望でないと難しい。

他社の通信教育と比べると少し高い。

勉強が苦手な子にはレベルが高い。

シンプルすぎて、楽しく学習する雰囲気ではない。

料金

4教科受講した場合
(1教科からも受講可。1教科の場合、小学4年生で、3,740円/月 ※12か月一括払いの場合)

小学4年生 4教科受講 14,960円/月 (2020年)12か月一括払いの場合

小学5年生 4教科受講 18,700円/月 (2020年)12か月一括払いの場合

小学6年生 4教科受講 19,448円/月 (2020年)12か月一括払いの場合

<<Z会の通信教育 小学生コース>>

3 四谷大塚 通信コース「進学くらぶ」

特徴

4年生から対応

四谷大塚直営校と同じ教材、同じテスト、同じカリキュラムに沿って学習する。

1週間のスモールステップカリキュラム。

1週間サイクルで、「予習ナビ」→週テスト→「復習ナビ」で学んでいく。

5週に1回はまとめの週で、「組み分けテスト」を受けてクラス編成を行う。クラスにより、週テストの問題レベルも変わる。

「予習ナビ」と「復習ナビ」は映像授業で繰り返し見ることができる。

予習授業の「予習ナビ」は、1週間の授業時間は、算数[ 約60分×2 ]、国語[ 約60分× 2 ]、理科[ 約60分×1 ]、社会[ 約60分×1 ]

親のためのポイント解説映像「父母教室」で間違えやすい問題やつまずきやすいポイントを説明。(各教科10分ほど)

教材は、「予習シリーズ」を自分で購入する。

カリキュラム

小学4、5年の2年間で受験に必要な範囲を終わらせる。

小学4年生は、小学5・6年生の学習の基礎になる内容を学習する。

小学5年生は、受験で出題されるレベルの学習が始まる。

小学6年生は、4年生5年生で学んだ領域をより深めて学び、得点力を高める。

9月以降は実戦力を鍛える仕上げの学習をする。

メリット

カリキュラム通りに学習をしていれば、途中で塾に入ってもついていける。

1週間サイクルなので、ペースをつかみやすい。

レベル別に分かれているので、自分に合ったレベルで学習できる。

情報は、四谷大塚校舎生・四谷大塚YTnet 生・四谷大塚NET生とともに共有しているので、中学入試合格に必要な情報を手に入れることができる。

デメリット

料金が高い。

支払いが前期・後期各2回払い(3か月ごと)での分割払いか半年払いしかない。

料金

・入会金 10,000円

(本人や兄弟姉妹が四谷大塚に在籍している場合は入会金不要)

・新規入会者は、高速基礎マスター(国語と算数の学習トレーニングコンテンツ「国語力5000&計算力2000」)利用料15,000円がかかる

受講料は、受講パターンにより、4種類ある。

「進学くらぶ(4教科)」(予習ナビ、週テスト、復習ナビ付き)「週テストのみ(4教科)」「予習ナビのみ(4教科)」「予習ナビのみ(2教科)」の4種類。

前期半年(1か月あたり)

 

小学4年生 

 

進学くらぶ(4教科) 22,700円~

週末テストのみ(4教科) 15,700円~

予習ナビのみ(4教科) 6,000円~

予習ナビのみ(2教科) 5,300円~

 

小学5年生

 

進学くらぶ(4教科) 23,000円~

週末テストのみ(4教科) 15,700円~

予習ナビのみ(4教科) 6,200円~

予習ナビのみ(2教科) 5,500円~

 

小学6年生

 

進学くらぶ(4教科) 23,700円~

週末テストのみ(4教科) 16,200円~

予習ナビのみ(4教科) 6,500円~

予習ナビのみ(2教科) 5,800円~

後期半年(1か月あたり)

小学4年生

 

進学くらぶ(4教科) 19,000円~

週末テストのみ(4教科) 14,000円~

予習ナビのみ(4教科) 5,000円~

予習ナビのみ(2教科) 4,500円~

 

小学5年生 

 

進学くらぶ(4教科) 19,900円~

週末テストのみ(4教科) 14,800円~

予習ナビのみ(4教科) 5,200円~

予習ナビのみ(2教科) 4,600円~

 

小学6年生

 

進学くらぶ(4教科) 18,300円~

週末テストのみ(4教科) 12,900円~

予習ナビのみ(4教科) 5,500円~

予習ナビのみ(2教科) 4,900円~

 

※教材は、四谷大塚のHPで自分で購入します。

4 スタディサプリ

特徴

各教科のポイントを約15分で解説。

4教科対応。

4年生から対応。

学年をまたいで自由に受講できる。

授業は動画を見て学習する。

テキストや問題集は無料でダウンロードしてコピーできる。

中学受験コースという名前はないが、中学受験に対応している応用レベル講座がある。

応用レベル講座の授業は300以上。

基礎レベル講座は900以上あり、苦手科目の克服に使える。

講師は一流の先生ばかり。

保護者用の管理画面(まなレポ)があり、子どもの学習状況を確認できる(教科ごとの視聴時間やドリル実施回数、各単元ごとの視聴時間と問題の正答率)。

メールでも毎日の学習内容が届く。

カリキュラム

スタディサプリには中学受験コースと名のついたものはないので、決まったカリキュラムはない。

応用レベル講座の中から必要なことを学んでいく。

メリット

料金がとにかく安い。

1回15分の授業なので、隙間時間も使って勉強できる。

一流の講師で分かりやすい。

学年をまたいで授業を見ることができるので、復習や予習どちらにも使える。

デメリット

サポートはあまりない。

分からなくても質問できない。

演習量が少ない。

料金

980円(税抜)/月

※今なら14日間無料でおためしできる。

<<スタディサプリ公式サイト>>

最後に

中学受験で使える通信教育、4種類紹介しましたが、それぞれ特色がありますね。

通信教育の場合、どうしても演習量が少なくなってしまいますので、市販の問題集も使って補うと良いですね。

また、個別指導塾や家庭教師と併用して足りないところを補うやり方もありますね。

子供にあった学習法を見つけて、合格しましょう。

おまけ

中学受験に対応している家庭教師について知りたい人は、こちらをお読みください。

中学受験コースがある家庭教師を徹底比較!子供に合った家庭教師は?

中学受験に対応している通信教育について知りたい人は、こちらをお読みください。

中学受験で使える通信教育を比較!子供に合った学習法は?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です