いろんな運動がありますが、鉄棒の「逆上がり」は、子供が憧れるできるようになりたいことの１つですね。
発達障害の子供は、ボディイメージがあまりついていなかったり、体の使い方が苦手だったりで、運動が苦手な子も多いです。
でも、そんな発達障害の子供でも、コツをつかめば必ず「逆上がり」ができるようになります。
「逆上がり」が必ずできるようになる方法を紹介します。
目次
１ 逆上がりで必要な回転の恐怖心の克服
鉄棒で逆上がりをできるようになるためには、ぐるっと回る感覚に慣れる必要があります。
頭が一回転する動きが怖いと感じる発達障害の子供は多いです。
恐怖心があると、動きをストップさせようとしてしまうため、勢いがつかず、中々できるようになりません。
まずは、恐怖心の克服です。
発達障害の子供が、５歳未満の年齢でしたら、まだ体も小さく、体重もそれほどないので、ママと遊びながら回転する練習ができます。
やり方は、
- １ ママと向かい合わせになります。
- ２ 両腕を持ちます。
- ３ 膝を蹴って、ぐるっと一回転しましょう。
ママがしんどければ、パパにお願いします。
これは、遊びながらできるので、子供も楽しく回転する練習ができて、恐怖心を克服できます。
この回転遊びができない小学生以上でしたら、低めの鉄棒で前回りの練習をします。
低めの鉄棒ですと、恐怖心もそれほどではありません。
もし、低めの鉄棒でも怖ければ、まずは、家で布団の上で前転の練習をしましょう。
前転が怖くなくなれば、低めの鉄棒で前回りにチャレンジしましょう。
鉄棒ですが、公園にもありますが、室内鉄棒か鉄棒にも変身できる室内ジャングルジムもおすすめです。
この鉄棒は、SGマーク付きで安全ですし、色もホワイトとブラウンがあるので、部屋に置いてもインテリアの邪魔にならないので、おすすめです。
この室内ジャングルジムは、鉄棒、ジャングルジム、ブランコ、すべり台と４通り遊ぶことができ、色もホワイトやブラウンなどシンプルなので、部屋がゴチャゴチャせず、おすすめです。
家に鉄棒があると、いつでも練習できますし、下に布団やマットをひいておくと、子供も安心して回ることができます。
鉄棒を使うと、背筋、腹筋、腕の筋肉を使うので、発達障害の子供の体づくりにとても役立ちます。
まずは、前回りをして、回転することへの恐怖心を克服しましょう。
２ 逆上がりで必要な腕力をつける
次に、腕力をつける練習をします。
逆上がりは、腕の力も必要です。
逆上がりのための腕力は、鉄棒の「ツバメ」と「豚の丸焼き」でつけます。
形自体は、とても簡単なものですが、結構腕力がいる動きです。
「ツバメ」ができるようになると、前回りもしたくなってくるので、一緒に回転の練習もできます。
「豚の丸焼き」も、腕の力がかなりいる動きです。
最初は難しければ、お尻の下あたりに手を添えてサポートしてあげましょう。
できるようになれば、数を数えて少しづつキープできる時間を増やしていきます。
また、慣れてくれば、肘をまげて体を鉄棒に引き付けることもしてみます。
これができるようになれば、逆上がりをするための腕の力はつくので、「逆上がり」の準備はバッチリです。
３ 補助ベルトで逆上がりのコツをつかむ
次は、補助ベルトを使います。
補助ベルトを使うと、体（お腹）が鉄棒から離れないために、足を蹴り上げれば、くるっと逆上がりができるようになっています。
補助ベルトの長さは調整できます。
最初は、短くして使います。
逆上がりができるようになれば、少しづつベルトを長くしていきます。
ベルトが長くなる分、鉄棒から体が離れやすくなるので、腕の力で引き寄せる力が必要になっていきます。
ベルトが長くなっても、逆上がりができるようになると、逆上がりのコツと腕を鉄棒に引き寄せる力がついた証拠です。
繰り返し練習して、コツをつかんで自分のモノにしましょう。
４ 補助ベルトをはずす
補助ベルトを使って、「逆上がり」のコツをつかんだら、補助ベルトをはずしてみましょう。
補助ベルトをはずして、「逆上がり」を３回やってみます。
腕が伸びてしまい、「逆上がり」ができないようでしたら、再度補助ベルトを使って逆上がりをします。
それになれたら、また、補助ベルトを外して逆上がりをすることを繰り返します。
何度も繰り返しすると、すぐにできるようになります。
早ければ、その日の内にできるようになる子もいますし、遅くても数週間でできるようになる子が多いです。
この補助ベルトは、本当に優れモノだと思います。
最後に
鉄棒は、小学校にも公園にもあるので、遊ぶ機会も多いです。
「逆上がり」は、子供にとって、できるようになりたいもの、できたらかっこいいものの１つです。
だから、「逆上がり」ができるようになれば、大きな自信になります。
「逆上がり」は、どんなに運動が苦手で、運動神経が悪い発達障害の子供でも、コツをつかめば必ずできるようになります。
「逆上がり」ができた時の子供の笑顔は最高です！
「逆上がり」ができれば、「頑張ってチャレンジし、できるようになった」という成功体験になりますし、大きな自信になります。
あきらめず、チャレンジしてみて下さいね。
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