疲れた~、足が痛い~、歩きたくないよ~・・・という発達障害の子供。
少し歩いただけなのに、どうも疲れやすいみたい。
そう思いませんか?
発達障害の子供は、将来土踏まずがなかったり、扁平足になる場合が多いです。
土踏まずがない、扁平足は体に大きな栄養を与えます。
足は体の土台。
大切な体を守るためにも、土踏まずを作り、扁平足にならない足にしてあげたいです。
今回は、発達障害に多い、土踏まずがない・扁平足の治し方について紹介します。
目次
1 土踏まずの役割とは?
足をよく見て下さい。
足に土踏まずはありますか?
足の裏にアーチはありますか?
このアーチ、立った時に土(地面)を踏まないので「土踏まず」と言います。
この土踏まずがない足のことを「扁平足」と言います。
土踏まずには、大きく3つの役割があります。
- 1 クッション機能
- 2 足の指を上手く使う
- 3 体のバランスを保つ
1 クッション機能
足は全体重を支えます。
歩いたり、走ったり、飛んだり、跳ねたりした時、足には大きな衝撃が加わります。
土踏まずのアーチは、その衝撃をやわらげるクッションとして機能しています。
このクッション機能が働かないとどうなるでしょうか?
歩くたびに足に大きな衝撃が加わるため、足はとても疲れ、歩くことがイヤになってしまうでしょう。
2 足の指を上手く使う
歩く時には足の指を使って蹴り出します。
しかし、アーチがないと足の指を上手く使うことができません。
べたべたと大きな足音がし、足の裏全部を使った歩き方になってしまいます。
足の指が使えないので、蹴り出しが上手くできず、足に負担がかかってしまいます。
3 体のバランスを保つ
土踏まずは、人間にしかありません。
それは、人間だけが2本足で立ち、歩くからです。
「立つ」という姿勢はとても不安定です。
足の裏の土踏まずで、前後左右のバランスを調整しています。
赤ちゃんには、土踏まずはありません。
土踏まずが必要な状態ではないからです。
立ち、歩くことをしていくうちに、土踏まずが形成されていくのです。
一般的に8歳頃までに形成されていきます。
土踏まずがしっかり形成されず、扁平足になってしまうとどうなるでしょうか?
土踏まずの代わりに、他の部分で代用するしかなくなってしまいます。
そのため、足首、膝、腰や肩に大きな負担がかかってくるのです。
子供の時は体重も軽いので、負担はそれほど大きくはありませんが、大きくなって体重が増えるにつれ、体への負担はどんどん大きくなっていきます。
2 土踏まずがない・扁平足の影響は?
土踏まずがないというのは、体の土台である足が上手く使えないということ。
足ももちろんですが、体全体に大きな影響が出るということです。
具体的には、
- ・足が疲れやすくなる
- ・転びやすくなる
- ・膝の痛み
- ・腰の痛み
- ・肩こり
- ・足がつりやすくなる
- ・姿勢が悪くなる
子供の内は、体重も軽いのでなんとかなっても、体重が増えるにしたがって、影響も大きくなり、そのせいで痛みが出ることも多いです。
体のあちこちに負担がでてきてしまうのです。
3 発達障害の子供に土踏まずがない・扁平足が多い理由
土踏まずがない・扁平足は、発達障害の子供に特に多いです。
それは、土踏まずというのが、足の裏の筋肉でできているからです。
発達障害の子供は、赤ちゃんの時にずりばいやハイハイをしなかったり、不足している子が多いです。
そのため、足の指を使うという感覚を上手く獲得できずにいる場合が多いのです。
足の指を上手く使えないまま成長するために、土踏まずの形成が未発達、上手くいかなくなってしまいます。
また、感覚過敏で、足の裏を地面につけることが苦手だったり、自己刺激でかかとを付けずにつま先立ちをする子も多いです。
その場合も、足をしっかり使うことができないため、土踏まずの形成が進まなくなってしまいます。
そのため、発達障害の子供は、土踏まずがない・扁平足になることが多くなってしまうのです。
3 土踏まずの作り方・扁平足の治し方
将来にわたって体に大きな影響を与える土踏まずを作り、扁平足を治すには・・・
- 足の指を使うようにする!
とにかく、これが大切です。
足の指を使うことで、足の裏の筋肉がつき、土踏まずができるのです。
だから、しっかり足の指を使うようにします。
そのためにおすすめの方法は、3つです。
- 1 タオルの引き寄せ
- 2 足パーグー
- 3 かかと上げ
この3つの運動をする前に、やった方が良いことが1つあります。
それは、ふくらはぎの裏をしっかり伸ばすこと!
足を前後にして、アキレス腱を伸ばしてあげましょう。
足の指を使えていない子は、足首とふくらはぎが固くなっていることが多いです。
しっかりストレッチしてあげると、足の指も使いやすくなります。
1 タオルの引き寄せ
やり方は、
- 1 床にタオルを置く
- 2 足の指でタオルをつかみ、引き寄せる
- 3 10回~30回する
2 足パーグー
やり方は、
- 1 足を思い切りパーに広げる
- 2 足をグーにする
- 3 これを繰り返し10回~30回
3 かかと上げ
かかと上げのやり方は、
- 1 椅子の背などにつかまる
- 2 かかとを1cm上げる
- 3 3秒上げたらかかとを下す
- 4 10回する
かかとを上げすぎるよりも、1cmくらい上げたほうが、足の指と足の裏をしっかり意識できますよ。
3つの運動
- 1 タオルの引き寄せ
- 2 足パーグー
- 3 かかと上げ
が基本ですが、他にも足の指を鍛えたければ、
- 裸足で歩く
- 草履をはく
こともおすすめです。
どちらも足の指をしっかり使うことができます。
草履は、こちらがおすすめですよ。
4 扁平足におすすめのインソールは?
土踏まず作り、扁平足を治したり防ぐためには、インソールも大切です。
良いインソールは、足を上手く使えるようサポートしてくれます。
土踏まず作りに、扁平足を治すのにおすすめのインソールがあります。
このインソールは、整形外科医に治療用インソールとしても認められた他にはないインソールです。
とても良いインソールでおすすめです。
とても良いインソールですが、お値段が高めです。
ただ、その分30日間の全額返金保証が付いています。
せっかく高いお金を出して買ったのに、失敗したとはならないので安心できます。
もっとお手頃価格のインソールが欲しい場合は、こちらがおすすめです。
お手頃な値段ですが、このインソール、かなりしっかりしています。
足の発達をサポートしてくれますよ。
最後に
足は、体の土台。
健康にも影響があるので、できれば子供の内にしっかり育ててあげたいものです。
土踏まずができれば、立った時のバランス、歩き方も変わります。
そうすると、体の使い方も変わってきます。
土踏まずを作る運動は、地道なものですが、確実に変わります。
小さな積み重ねが大きな変化につながるので、空いた時間にやってみて下さいね。
コメントを残す