買って良かった「なぜなぜ会話ルールブック」【発達障害の子と親必見!】

「発達障害の子供に良いコミュニケーションの本を知りたい」

「発達障害の子供との会話で話がかみ合わない」

「発達障害の子供が友達との会話で困っている」

「発達障害の子供におすすめの本は?」

そんな悩みにお答えします。

・本記事の内容

・「なぜなぜ会話ルールブック」のおすすめポイント

・「なぜなぜ会話ルールブック」の内容

・「なぜなぜ会話ルールブック」を読んだらどうなるのか

生活の中で大きな影響を持つ対人関係。

その中で大切なのが、コミュニケーションですが、発達障害の子供は特性によって何もしなければ、コミュニケーションをうまく学べず成長してしまいます。

そのため、「会話」の基本を発達障害の子供は意識して学ぶ必要があります。

困り感の多くは、知らないから起こります。

知れことができれば、工夫も対処もできるので解決することが多いです。

「会話」「コミュニケーション」の悩みは学べば解決できます。

学べば安心して人と過ごすことができるようになります。

では、解決の糸口になる「なぜなぜ会話ルールブック」を紹介します。

1 「なぜなぜ会話ルールブック」のおすすめポイント

発達障害の子供のためのコミュニケーション本というのは、いろいろあります。

たくさんあるコミュニケーションの本の中でも、この「なぜなぜ会話ルールブック」ならではのおすすめポイントというものがあります。

それは、

発達障害の当事者の視点から書かれている

ということです。

正確には、コミュニケーション発達研究者の藤野博さん、そして、発達障害(自閉症スペクトラム)の当事者であり臨床発達心理士の綿貫愛子さんの2人がこの本の著者です。

コミュニケーションの専門家と発達障害の当事者の2人が手を組んで書かれた本なので、発達障害の子供が学びやすい工夫がふんだんにされているのです。

例えば、発達障害の子供たちというのは、興味のないことにはスイッチが中々入りませんが、いったん興味を持ったことには驚くほどの情熱を持ってすすんで学び、吸収していきます。

この特性を生かせるよう、コミュニケーションの不思議さに興味をもてるよう考えられています。

そのための工夫として、

  • 具体的なデータを記載
  • 視覚的に分かりやすいグラフや表を使用
  • 発達障害の子供が思う疑問に答える

ようになっています。

そのおかげで、発達障害の子供がコミュニケーションに興味を持ち、刺激され、どんどん読み進めたくなっていくのです。

また、発達障害の子供は、定型発達の子のように周りを見て自然に学ぶことができません。

つまり、暗黙の了解というものが分かりません。

この「暗黙の了解」が言語化されているので、発達障害の子供も理解できます。

発達障害の子供は、みんなが当たり前に分かっている「暗黙の了解」が分からず、とんちんかんなことを言ってしまったり、話がかみ合わなかったり、変な空気にさせてしまって、自信を失いやすいです。

でも、この本を読めばよく分からない「暗黙の了解」が分かって、人とのコミュニケーションが楽になります。

「暗黙の了解」に着目する点も、やはり発達障害(自閉症スペクトラム)の当事者の視点が活きています。

また、この本が発達障害(自閉症スペクトラム)当事者の視点から見たことが書かれているということは、発達障害者の親や支援者にもとても役立ちます。

この本を読めば、発達障害の子供が何がよく分かっていないのかを知ることができます。

発達障害の子供を理解し、適切な支援をしてあげることができるようになりますよ。

2 「なぜなぜ会話ルールブック」の内容

「なぜなぜ会話ルールブック」の内容ですが、4つのステップで会話のルールを学んでいけるようになっています。

  1. 言葉以外のコミュニケーション
  2. 会話で何をしている?
  3. 会話の基本ルール
  4. 会話上手のテクニック

1 言葉以外のコミュニケーション

「相手の目を見ること」「表情」について、発達障害の子供が苦手な「距離感」などについて書かれています。

2 会話で何をしている?

「挨拶」「依頼」「約束」「質問」「沈黙」「感謝」「謝る」などのよく使うことについて、

  • なぜ
  • いつ
  • 言い方

といったように、基本的な理由とシチュエーション、具体的な使い方が書かれています。

実用的で役立ちます。

3 会話の基本ルール

「会話の始め方」「続け方」「終わり方」のルールや「話す人と交代する」ことが学べます。

自分からどう話せば良いのか分からない発達障害の子供や自分の話を一方的に話すことが多い発達障害の子供もどうすれば良いのかが知ることができます。

4 会話上手のテクニック

よくあることですが、発達障害の子供には分かりにくい「遠回しな言い方」「皮肉」「本心を言わない」の意味や理由などを学べるようになっています。

3 「なぜなぜ会話ルールブック」を読めばどうなる?

「なぜなぜ会話ルールブック」を読めば、

  • どう話をすれば良いのか分かるようになる
  • 自分ばかり話さないようになる
  • 友達との会話で困ることが少なくなる
  • 人といることに安心できる
  • 暗黙の了解が分かる

こういったことができるようになります。

そうすれば、人とのコミュニケーションで不安に思うことが少なくなります。

不安が少なくなれば、安心できて余裕が生まれます。

余裕ができれば、周りのこともよく見えるようになります。

話し方を工夫できるようになれば、自分が伝えたいことが相手によく伝わり、コミュニケーションが楽しくなります。

そうすれば、自己肯定感も上がり自分に自信を持てるようになります。

最後に

この「なぜなぜ会話ルールブック」は、発達障害(自閉症スペクトラム)の当事者視点が素晴らしいです。

発達障害の子供はもちろんですが、発達障害の子の親や発達障害の支援者にも役立ちますよ。

親や支援者の場合は、支援のヒントを見つけることができます。

では、この記事をまとめます。

1 「なぜなぜ会話ルールブック」のおすすめポイントは?

 

→発達障害の当事者の視点から書かれていること

 

発達障害の子供が興味を持てるよう、理解しやすいように工夫されている

  • 具体的なデータを記載
  • 視覚的に分かりやすいグラフや表を使用
  • 発達障害の子供が思う疑問に答える

 

2 「なぜなぜ会話ルールブック」の内容は?

  1. 言葉以外のコミュニケーション
  2. 会話で何をしている?
  3. 会話の基本ルール
  4. 会話上手のテクニック

の4つのステップで会話のルールを学んでいく

 

3 「なぜなぜ会話ルールブック」を読めば・・・

  • どう話をすれば良いのか分かるようになる
  • 自分ばかり話さないようになる
  • 友達との会話で困ることが少なくなる
  • 人といることに安心できる
  • 暗黙の了解が分かる

 

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