「子供が発達に問題があるような気がする・・・」
「子供の発達に相談したいけど、どうすれば良いの?」
「子供が他の子と違いすぎる!大丈夫なのか心配」
「子供の発達が遅い気がする・・・相談したい」
こんな悩みにお答えします。
・本記事の内容
・発達が気になる場合の相談機関
・発達の相談をする時に用意すると良いこと
・発達の相談をした場合の一例【我が家の体験談】
他の子供と比べて、できることや言動が大きく違うと、何か発達に問題があるのか気になりますよね。
色々試行錯誤して対応してみるものの、改善されない困った言動があると、どうしたら良いのか分からなくなってしまいますよね。
何度言っても繰り返す子供にイライラしてしまいますよね。
専門家に相談すると、アドバイスももらえ、現状を変えることができますよ。
目次
1 発達が気になる場合の相談機関
1 市町村の保健所や保健センター
医師や心理相談員、保健師が発達の悩みに関しての相談を行っています。
【連絡先】お近くの市町村の保健所や保健センターに問い合わせ
2 児童相談所
児童福祉法に基づいて設置される18歳未満の子供に関する相談機関です。
子供の発達相談・助言を行っています。
必要に応じて、発達検査を受けることができます。
【連絡先】全国児童相談所一覧
3 発達障害者支援センター
発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。
発達障害児(者)の悩み(日常生活に関すること・人との関わり方に関すること・学校生活に関すること・就労に関すること)の相談を行っています。
必要によって、専門に沿ったサポートを受けることができます。
【連絡先】発達障害者支援センター一覧
4 専門の医療機関(病院)
発達外来や児童精神科、子どもの神経疾患を診る小児神経科がある病院
近くに専門医が見つからない、どの病院に行けば良いのか分からない場合は、
- かかりつけの小児科
- 地域の保健センターや保健所
- 児童相談所
- 発達障害者支援センター
で相談すれば、紹介してもらえます。
5 教育センター
幼児・小学生・中学生・高校生・高校生対象年齢の子供の養育や教育、発達の相談を行っています。
【連絡先】全国の教育センター一覧
2 発達相談するまでに準備すると良いもの
発達相談をする場合、準備したほうが良いものがあります。
それは、「母子手帳」です。
というのも、発達相談をする時によく聞かれることがあります。
- 妊娠中について
- 出産時について
- 首すわりの時期
- お座りの時期
- ハイハイの時期
- 歩き始めた時期
- 言葉を発した時期
- これまで発達面で気になったこと
もし、母子手帳を持って行っていなければ、忘れてしまっていて答えられません。
発達障害の場合、突然障害が現れることはありません。
赤ちゃんの時から、発達の遅れや偏りが見られます。
子供の状態をより理解するために、妊娠・出産・赤ちゃんの時期からの情報が必要なのです。
また、もし、育児日記があるのなら、発達の相談に行く前にサッと読んでいきましょう。
赤ちゃんや小さい頃のことが思いだすことができるので、相談時にとても役立ちますよ。
3 発達相談とその流れの一例【体験談】
私の子供が発達相談をしたのは、3歳半の時でした。
それまでに「3か月」「1歳6か月」の乳幼児健診がありましたが、3か月健診の時に、一度首すわりで引っ掛かった以外は、発達について指摘を受けることがありませんでした。
しかし、2歳から3歳くらいの時、人見知り・場所見知りがひどく、気になっていました。
それで、発達障害のことをネットで調べたりしました。
でも、当てはまることはあるけど、当てはまらなことも多かったため、我が子が発達障害だとは思っていませんでした。
ただ、あまりに極端な人見知り・場所見知りには違和感を感じており、何か発達面で問題があるのではないかしら、大丈夫かなぁ・・・と気にかかっていました。
3歳半くらいの時に3歳の乳幼児健診がありました。
その時に、子供の極端な人見知り・場所見知りについて相談しました。
でも、「集団に入れば大丈夫、大丈夫!」と言われ、健診では簡単にスルーされました。
しかし、やはり違和感があり、このままではいけないと思い、保健センターへ行き、発達の相談したいことを伝えました。
その結果、臨床心理士さんによる「心理相談」を受けることになりました。
ただ、発達の相談をする人が多く、予約が2か月先まで取れませんでした。
それから・・・
ようやく待ちに待った発達相談の日がやってきました。
少しドキドキしました。
子供のことを知りたいけれど、どんな結果が待っているのか・・・
「心理相談」では、子供も一緒に連れていくように言われました。
部屋には、子供のおもちゃ(積み木やクレヨンや紙、ぬいぐるみなど)が置いてありました。
子供はおもちゃで遊びます。
私の方は、最初に問診を書き、それからは臨床心理士さんと話しながら子供のことについてと悩みを話しました。
途中から臨床心理士さんが、子供と遊びながら様子を見てくれました。
時間は1時間です。
基本は話をよく聞いてくれ、アドバイスをしてくれました。
ただ、時期的に幼稚園に入園前だったため、集団生活に入るまで「まずは様子を見ましょう」ということになりました。
そして、1か月に1回のペースで「心理相談」が行われました。
5回目の相談の時に、集団に入っても状態が変わらず、むしろひどくなっていたため、児童相談所で発達検査を受けることを提案されました。
親としては、子供がする行動の意味が分からず、少しでも手掛かりが欲しかったので、発達検査を受けることにしました。
発達検査は、受ける人が多く6カ月待ちでした。
発達検査を受けると、子供の認知や言語、社会性、運動それぞれの発達面で、年齢に対して今どのあたりの発達段階にあるのか知ることができました。
そのおかげで、子供の特徴が分かり、得意なことと苦手なことが分かりました。
「なぜこのような行動をするのだろう?」
「なぜ、これができないのだろう?」
と分からないことがとても多くて困っていたのですが、原因が分かりました。
そのおかげで、どう対応するのが子供に合っているのかを知ることができ、とても良かったです。
思い切って、発達の相談を受けたおかげでした。
困り感いっぱいの子供のことを理解することができるようになりました。
また、発達の相談を受けたおかげで、色んな支援につながることができ、子供に適した環境ややり方を知り、子供が大きく発達・成長することができるようになりました。
我が家は、思い切って発達相談を受けて良かったと思っています。
むしろ、もっと早くに発達相談をしていれば良かった!と後悔しました。
そうすれば、もっと早い時期から子供に適した環境、接し方をすることができ、成長を促せたのに・・・親子でつらい時間を過ごさずに済んだのに・・・と思ったからです。
発達相談は大きな一歩になりました。
最後に
もし、少しでも子供の発達に違和感を持っているのなら、発達相談をすることはおすすめします。
発達が気になる場合の相談機関のまとめ
1 市町村の保健所や保健センター
【お住まいの近くの保健所や保健センターへ問い合わせ】
2 児童相談所
3 発達障害者支援センター
4 専門の医療機関(病院)
【児童精神科や小児神経科、発達外来などがある病院】
※分からなければ、かかりつけの小児科や保健センターや保健所、児童相談所、発達障害者支援センターなどで相談すれば紹介してもらえる
5 教育センター
発達の相談に行く時は、事前に「母子手帳」を用意して、忘れないでくださいね。
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