「発達障害の子供に向いてる習い事は?」
「発達障害の子供に「習字」はどうなの?」
「「習字」で身につくことは何?」
「発達障害の子の習い事に迷っている」
「発達障害の子が習字を習ったらどうなる?」
こんな悩みにお答えします。
・本記事の内容
・発達障害の子供に習字が向いている理由
・習字をするメリット
・おすすめの習字練習のための道具
習い事は、学校以外での居場所作りにもなりますし、自信をつけることができる良い機会になりますよね。
発達障害の子供は、興味のあるなしや特性によって合う習い事、合わない習い事と分かれます。
習字はその中でも合う子が多い習い事でもあります。
じっとしているのが苦手なADHDの特性のある子には、ちょっとしんどいかもしれませんが、自閉症スペクトラムの子には、向いていることが多いです。
発達障害の子どもにおすすめな「習字」について紹介していきます。
目次
1 発達障害の子供に習字が向いている理由
1 難しいルールがない
「習字」というのは、難しいルールがありません。
お手本を見て、それを真似て綺麗に書く
基本はこれです。
習い事での「習字」をする場合でしたら、
1 教室に行って挨拶する
2 「習字」の用意をする
3 手本を見て練習して先生に見てもらう
4 片づける
5 挨拶して帰る
この流れになります。
発達障害の子供は、想像することが苦手な子が多いです。
「習字」では、大きな想像力を必要としません。
いろいろ考える必要がなく、ただ集中して目の前にあるお手本通りに書く
ルールが決まっており、変化もすくないため、発達障害の子供も安心して落ち着いて取り組むことができるのです。
2 1人でできる
「習字」の習い事は、サッカーや野球のようなチームでやる習い事ではありません。
1人でやるものです。
発達障害の子供は、相手の気持ちを考えて行動することが苦手です。
そのため、みんなそれぞれ協力しあわなければいけないチームプレーは負担が大きいです。
チームメイトに恵まれていれば大丈夫ですが、そうでなければ、辛い思いをして自信を失ってしまいます。
でも、「習字」は自分のペースで1人でやることができます。
マイペースに集中することができる「習字」は、発達障害の子供にとって、取り組みやすい習い事なのです。
3 刺激が少ない
「習字」の習い事は、静かです。
音楽が鳴っていることもありませんし、声を大きく出すことも少ないです。
目線もいろいろ動かす必要はありません。
お手本と自分の半紙を見るだけです。
そのため、聴覚過敏を刺激されることもありませんし、視界にいろんなものが入って気が散ることもありません。
そのおかげで、落ち着いてやることができます。
刺激が少ないことは、発達障害の子供にとって過ごしやすく集中しやすい環境なのです。
2 「習字」のメリットは?
1 字が綺麗になる
「習字」では、字をお手本のように綺麗に書けるよう習うので、当たり前ですが字が本当に綺麗になります。
字が綺麗になると、褒められる機会がとても増えます。
特に小学校では、漢字の練習の宿題も必ず出ます。
その時に、綺麗に書いてあるのかも先生はチェックしています。
綺麗に書かれていると、褒めてくれます。
字が綺麗になると、自信もつきます。
この自信は大きいです。
心の支えになっていきます。
2 力のコントロールが身につく
「習字」では、筆を使いますが、筆は力加減によって「太く」なったり「細く」なったりと目に見えて変わります。
力加減の結果が目の前にすぐに表れるため、力をコントロールすることができるようになります。
発達障害の子供は、不器用であったり、感覚の過敏や鈍感さを持っているため、微妙な力加減を苦手にしている子も多いです。
習字で筆を扱う内に、力加減を学び、力のコントロールを身に付けることができます。
3 集中力がつく
「習字」では、鉛筆のように消しゴムで消して書き直しはできません。
そのため、1回1回慎重に書いていく必要があります。
失敗しないように、お手本のように一筆一筆慎重に運んでいくと、自然に集中していきます。
意識がそれたり、気を抜くと、それはすぐに字に現れます。
目に見えて分かるので、失敗したと思えば、もっと集中しよう心がけます。
そうしてやっていく内に、自然に集中力がついていくのです。
5 趣味から実用まで応用がきく
「習字」は、集中できて気持ちが落ち着きます。
そのため、大人になっても趣味としてや気分転換やリラックスするための手段として「習字」をすることもできます。
1人でやることができますし、自分がリラックスできる趣味があることは、生活を豊かにします。
また、「習字」ができると、アルバイトや仕事につなげることができます。
例えば、手紙の清書やデパートでの熨斗に名前を書くアルバイトなど筆耕の仕事をすることができます。
「習字」は、趣味から実用までと幅広く応用がきくものなのです。
3 おすすめの習字練習のための道具は?
「習字」に興味はあるけれど、発達障害の子供を持っていると、実際教室に行くのはハードルが高く思いますよね。
もし、興味があるのなら、家で「習字」を試してみるのがおすすめです。
イメージができますし、まずはお家で遊びながらリラックスして楽しんでから、様子を見てみると良いですよ。
もし、習うことがなかったとしても、小学校では3年生から「習字」の授業が始まります。
それまでに経験しておくと、初めてのことが苦手な発達障害の子供も安心できます。
では、おすすめのお家で練習できる習字道具は、これです。
これは、水だけで習字の練習ができるキットです。
墨を使わず水を使って習字の練習ができます。
墨は付いたら取れにくいですし、いろいろ汚すのが心配になりますが、これなら水なので安心です。
これについている紙の上に書くと、しばらく置いていると書いた字が消え、何度も練習できます。
また、失敗が耐えられない、失敗が大嫌いな発達障害の子供というのは多いです、これだと、失敗しても字が消えるので、ダメージが少ないです。
だから、失敗を恐れず、伸び伸びと気持ちよく「習字」を楽しむことができますよ。
※水でできる習字キットについて詳しく知りたい人はこちらの記事をお読みください
水習字がおすすめ!【人気の水習字セット3つを比較】最後に
個人的におすすめは、まず自宅で「習字」をやってみることです。
水でできる「習字」ですと、汚れる心配もなくて気軽にできます。
「習字」では字を大きく書きますし、普段使う鉛筆と違い、筆は太さも力加減で変わるので、面白く感じる子が多いです。
興味を持てば、発達障害の子は、普通以上の力を発揮します。
上達も早いですよ。
では、今回の記事をまとめます。
1 発達障害の子供に習字が向いている3つの理由
- 難しいルールがない
- 1人でできる
- 刺激が少ない
2 「習字」の4つのメリット
- 字が綺麗になる
- 力のコントロールが身につく
- 集中力がつく
- 趣味から実用まで応用がきく
3 おすすめの習字練習のための道具
「習字」の習い事は、宿題もないので親としても気楽ですね。
週に一度の教室での指導で、ポイントをつかむと字が変わります。
たとえ下手だとしても、習い事を続ける人は少ないです。
続けているだけで、人よりも上手になり、得意になりますよ。
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