発達障害の子供の得意なことって何?見つけてあげたい!それは・・・

発達障害の子供を持つと、「得意なことを伸ばしましょう」という言葉、必ず言われますよね。

そう言われると、親としては、この子の得意なことってなんだろう、何とかして見つけてあげたい、伸ばしてあげたいって思いますよね。

実際、エジソンやアインシュタインなどの天才も発達障害だったと言われます。

我が子も天才とは言わないでも、何かあるはず、あって欲しいと思いますよね。

今回は、「発達障害の子供の得意なこと」について紹介します。

1 発達障害の子供の得意って?

発達障害の子供は、その特性で興味のあることとないことの関心度が大きく違います。

興味のあることには、一般の子供よりも深く知ろうとします。

また、他のことが目に入らず、過集中するのも発達障害の子供には多いです。

そのため、発達障害の子供が興味のあることを見つけると、その集中力でどんどん知識も深くし、どんどん探求して、一般的な子供がしない・できない所までやってのけることができます。

また、そのおかげで才能が開花し、すごい能力を発揮する場合もあります。

が、しかし・・・

残念なことかもしれませんが、そんなスーパー発達障害児は一部です。

多くの発達障害の子供は、得意・不得意の差が一般的な子供(健常児)よりも、幅が大きいというだけで、それが才能と結びつくことは少ないです。

子供の得意を見つけようと思って、あれこれ習い事をしてみては、これじゃないとやめたり、いろんなことを体験させたりと親が一生懸命になっても、その子ならではの才能と思えるようなことを見つけることは少ないです。

やっきになって探そうとしても、逆に他の子の方がすんなりできたりすることを見て、落ち込むこともあるでしょう。

「得意なこと探し」に翻弄されると、親は消耗します。

2 発達障害の子供の得意は見つけるのではなくて・・・

発達障害の子供の「得意なこと探し」をしないのなら、一体どうすれば良いのでしょう?

それは、「得意は見つけるのではなく、作るもの」なのです。

発達障害の子供だからこそ、習い事をさせるのです。

この習い事は、正直、あまり得意不得意にこだわらなくても良いです。

親が見て、子供が続けられそうな、先生が素敵だと思う習い事が良いです。

発達障害の子供は、苦手なことが足を引っ張ることが多く、一般的な子供(健常児)よりも上達が遅いことが多いです。

そのため、親としてもモヤモヤしたり、我が子に合わないのかなぁと思うこともよくあります。

でも、よほど子供が嫌がっているのでは無ければ続けましょう。

一般的に習い事を習っても、やめる子は多いです。

長くても小学校高学年くらいまでで、その頃から塾に行ったりして、習い事を整理する子が多いです。

また、中学生になると、部活や塾で習い事をしなくなる子が多いです。

でも、どんな習い事でも5年以上続けていると、必ずできるようになりますし、上達します。

やっていない子にとっては、難しいと思うレベルに必ずなれるのです。

そうなれば、発達障害の子供にとって、「自分の得意」ができ、大きな自信になります。

その習い事を10年習えば、もうそれは、自他共に認める「得意」になります。

自分も他人も「すごい!」と思えるレベルにまでなるのです。

得意は「探す」のではなく、「作る」ことができるのです!

3 デイや療育にはない習い事のメリット

発達障害の子供にとって、児童デイサービスや療育というのは、スタッフが発達障害のことをよく分かっているので、親としては安心できる場所ですよね。

でも、「習い事」には児童デイサービスや療育にはないメリットが2つあります。

それは、

  • 大人になっても続けることができる
  • 子供の小さい時からの成長を長期的に見てもらえる

ということです。

児童デイサービスや療育には、期限があります。

療育などは、就学する前までのことも多いですし、児童デイサービス(放課後等デイサービス)の場合は、18歳までです。

でも、習い事の場合、大人になっても続けることができるものが多いです。

また、療育や児童デイサービスなどの福祉サービスの場合は、法改正などもあり、システムやスタッフが変わることもあります。

でも、大手の会社がやっている習い事でなければ、先生はずっと変わらず教えてくれることが多いです。

そのため、小さな子供の時からずっと教えてもらえ、成長を見ていてもらえます。

これは、発達障害の子供と親にとって、とてもありがたいことです。

最後に

発達障害の子供を持つと、「得意なこと」探しに翻弄されます。

「得意なことを伸ばす」というのは、もっともらしい言葉ですが、発達障害の子供を持つ親からすると、悩ませる言葉です。

うちの子にはこれといった「得意」なんかない・・・そう思って、悲しくなったり、他の発達障害の子供の得意なことを見て、うらやましく思ったこともありますよね。

でも、大丈夫です。

多くの発達障害の子供は、そんなずば抜けた得意を持っているわけではありません。

でも、得意は作れるのです。

習い事をしてみましょう。

習い事は、途中でやめる子も多いです。

でも、5年やめずにいたら、必ず得意になります。

得意は自信です。

自己肯定感も高まります。

発達障害の子供に、得意を作ってあげましょう。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です