発達障害の子供の子育ては、本当にしんどいですよね。
もう嫌になって投げ出したくなったり、そう思う自分に自己嫌悪したり・・・本当につらいです。
どうすれば少しでも楽になるか。どうすればしんどい気持ちや嫌な気持ちが軽くなるか。
私もいろいろ試しました。
その中でとても効果があり、今も続けていることがあるのでそれを紹介します。
あなたの参考になれば・・・
目次
1 発達障害の子の子育ての労力は、普通の子育ての倍以上
発達障害の子の子育ては、普通の子育てと違います。
普通なら通じることも通じないし、自閉しているので誤学習や認知のゆがみも大きいですし、周りを見て学ぶことも少ないです。
だから、親は子供に1つ1つ丁寧に教えていかなければいけず、本当に手間がかかります。
普通の子育ての倍以上のエネルギーと時間が必要です。
そのため、発達障害の子供を持つ親の心身の疲労は激しく、思いつめやすく、うつになることもすごく多いです。
2 発達障害の子の子育ては、孤立しやすい
発達障害の子は定型の一般的な発達をしないので、同じ年ごろの子と比べるとできないことや苦手なことが多いです。
そのため、小さいころからのママ友や定型発達(健常児)のママ友との話に共感ができず、疎外感を感じてしまいます。
また、発達障害の子供は十人十色。
同じ発達障害でも、10人いれば10人とも違います。
だから、同じ発達障害の子を持つママ同士の共感も限られたものになってしまいます。
その上、配偶者や祖父母が子供の発達障害を理解したがらず、認めたがらないことがとても多いです。
そのため、家庭内でも孤立してしまいます。
3 気持ちを聞いてもらう人が必要
そんな大変な子育てを1人で孤立してやるのには、過酷すぎます。
このままの状態が続くと、うつっぽくなったり、イライラして子供に当たってしまったり、余計につらい状況になります。
発達障害の子供の子育ては、普通の子育て以上に気持ちを聞いてもらう人が必要です。
気持ちを聞いてもらい、受け止めてもらう。そうすると、元気になります。
大変だけど頑張ろうと思うエネルギーがでてきます。
「気持ちを聞いてもらい、受け止めてもらう」のに最適なのはカウンセリングです。
カウンセラーはプロなので、どんな状況、気持ちも受け止めてくれます。
また、自分と個人的なしがらみがないので、本音で話すことができます。
話していくうちに、ごちゃごちゃになった気持ちが整理されてスッキリします。
カウンセリングを受けて帰る時は、足取りも軽くなっていることが多いです。
カウンセリングをどこで受けるか、ですが、大きく分けて3つあります。
1 自治体の悩みの相談窓口
カウンセリングという形になるかどうかは、その相談窓口によるようですが、悩みを聞いてもらえます。
メリットは、無料で受けることができることです。
デメリットは、すべてではありませんが、回数制限があり、継続して利用できない場合があることです。
また、時々異動で担当の人がいなくなってしまう場合があります。
そのほか、地域の保健センターなどにある場合も多いので、知り合いに出会ったりなど、近所の人の目が気になる人には向かないかもしれません。
2 大学の心理相談室や心理カウンセリングセンター
大学が運営している心理相談室や心理カウンセリングセンターでは、一般の人も利用でき、いろいろな悩みに対応してくれます。
メリットは、有料ですが安いです。1時間3000円くらいです。
デメリットとしては、大学に併設されているため、場所が不便なところが多いです。駅から遠いことも多いです。
また、大学院生が担当することも多いです。
3 民間のカウンセリング
自治体や大学以外のカウンセリングです。対面式だけでなく、電話対応しているところもあります。
メリットは、探せば結構あるので、家の近くで行きやすい場所を見つけることができます。
また、電話でも対応してくれるところだと、融通が利いて利用しやすいです。
担当の人が変わることが少ないので、安心して継続して利用することができます。
デメリットは、料金が高いことです。
だいたい、1時間7000円から12000円くらいのところが多いです。
4 病院の併設のカウンセリング
心療内科や精神科の病院で、カウンセリングも併設しているところもあります。
病院に受診し、その補助として希望すればカウンセリングを受けることができる場合が多いです。
メリットは、保険診療となり安くカウンセリングを受けることができる場合があることです。
病院と連携しているので、もし病院を受診して治療も希望なら、全体的に診てもらうことができます。
デメリットは、病院を受診するが前提なので、カウンセリングのみは基本利用できないことです。
また、保険診療ではなく、自費診療となる場合も多いです。そうなると料金のメリットはありません。
カウンセリングを受ける場所はいろいろありますが、どこを選んだとしても一番良いのは相性が良い人がいるところです。
カウンセラーはプロですが、やはり心の深いところを共有する人なので、まず人として合う・合わないの影響が大きいです。
そのため、もしかするとせっかく勇気を出して電話して予約をして行ったカウンセリングがいまいちだった・・・という結果になるかもしれません。
その場合は無理して続けず、他を検討することを強くおすすめします。
無理して続けると、カウンセリングを受けるたびにモヤモヤしてしまい、もったいないです。
合うカウンセラーの場合は、本当に心底楽になりますし、元気になれるので、あきらめずチャレンジしてほしいです。
5 親が安定すると子も安定する
子育ては、子供はもちろん大切ですが、自分自身を大切にすることはもっと大切です。
発達障害の子供は、自他の区別がはっきりしておらず、境界線があいまいなことが多いです。
そのため、親の影響をとても強く受けます。
親が安定していないと、子供はますます安定しません。
でも、親が安定すると、子供は安定しやすくなり、成長できます。
親の心のケアは、子供のためにもなるのです。
最後に
しんどい!もう嫌!と思ったら、できる限り手を抜いてください。
手を抜いても大丈夫です。
親がキリキリ、イライラ、モヤモヤした状態で過ごしている方がもっと子供のためにもなりません。
最小限の家事と子供の世話だけをして、カウンセリングの予約をとってカウンセリングを受けて元気になってください。
もし、カウンセリングの予約が先で、それまで気持ちがもちそうにないのなら、電話相談、電話カウンセリングもあります。
少しでも気持ちを聞いてもらい、受け止めてもらい、楽に元気になってくださいね。
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