無表情な発達障害の子供が表情を作れるようになった方法と良い変化!

無表情な発達障害の我が子の顔を見ると、もったいないなぁと思いますよね。

表情が変わらないから、喜んでいてもそれほど喜んでなさそうに見えますし、楽しいことも楽しくなさそうに見えます。

また、無表情のせいで何を考えているのか分からないと思われたり、機嫌が悪いと勘違いされたりします。

「人は見た目が9割」言われるように、見た目の印象は大きいです。

だから、我が子の無表情に残念な気持ちになってしまいますよね。

でも、あきらめないでください。

無表情の発達障害の子供でも、表情が作れるようになる方法があります。

表情が作れるようになると、いろんな良い変化が起きますよ。

表情を作れるようになる方法を紹介します。

1 発達障害の子供が無表情な理由

発達障害の子供は特性で他人の視点に立つことが苦手です。

だから、自分の表情が他人からはどう見えるか、思われるかと想像できないため、自分の表情に無関心です。

定型発達の場合は、赤ちゃんのころから親(人)とコミュニケーションを取るため、親(人)の顔をよく見て自分がとった行動への反応を確認します。

笑えば喜んでもらえる、悲しい顔をすれば心配してくれる、怒れば「どうしたの?何があったの?」と聞いてくれる・・・という風に、自分がしたことや表情で親(人)の反応があることを学びます。

そうして、にっこり笑ったり、喜怒哀楽を顔の表情でも伝えるために表情を作っていきます。

発達障害の子供は、幼少期は特に自閉の世界にどっぷり入っていることが多いので、コミュニケーションを必要としていません。

だから、表情を作る必要もなかったのです。

2 表情筋を作るトレーニング

顔には30種類以上の筋肉があります。

その筋肉を使って複雑な表情を作っています。

筋肉は、使わないと固くて動きにくくなりますよね。

でも、使うと柔らかく柔軟に動かしやすくなります。

顔の筋肉、表情筋も同じです。

動かすトレーニングをしてあげれば、筋肉が動くようになり、表情が作れるようになります。

発達障害でなくても、一般的に男性と女性では女性の方が表情が豊かで愛想がある人が多いですよね。

男性は口角も下がってへの字の口になっているような人の多いですよね。

これは、一般的に女性のほうが顔の表情を気にしているだけでなく、おしゃべり好きな人が多く、口周りの筋肉をよく使っているせいでもあります。

だから、顔の筋肉をしっかり使ってあげると豊かな表情が作れるようになります。

ただ、今のまま、普段のままでしたら、分かっていても表情筋は作れません。

一番早く表情が作れるようになるのは、毎日の顔トレーニングです。

実際、私の発達障害の子供がやっている顔のトレーニングを紹介します。

1 「あいうべ体操」

大きく口を開けて

トレーニングの先生

あ・い・う・べ~

と言います。

「あ・い・う・べ~」の「べ~」の時はしっかりと舌を出します。

これを20回やります。

2 「あえいうえおあお」

大きく口を開けて

トレーニングの先生

あえいうえおあお ・・・と順番に言っていきます

あえいうえおあお

かけきくけこかこ

させしすせそさそ

たてちつてとっと

なねにぬねのなの

はへひふへほはほ

まめみむめもまも

やえいゆえよやよ

わえいうえをわを

これを1回言います。

3 「あめんぼあかいなあいうえお」

北原白秋が書いた「五十音」という詩を大きく口を開けて言います。

トレーニングの先生

あめんぼあかいな あいうえお ・・・と順番に言っていきます

「あめんぼ あかいな あいうえお」

「うきもに こえびも およいでる」

「かきのき くりのき かきくけこ」

「きつつき こつこつ かれけやき」

「ささげに すをかけ さしすせそ」

「そのうお あさせで さしました」

「たちましょ らっぱで たちつてと」

「とてとて たったと とびたった」

「なめくじ のろのろ なにぬねの」

「なんどに ぬめって なにねばる」

「はとぽっぽ ほろほろ はひふへほ」

「ひなたの おへやにゃ ふえをふく」

「まいまい ねじまき まみむめも」

「うめのみ おちても みもしまい」

「やきぐり ゆでぐり やいゆえよ」

「やまだに ひのつく よいのいえ」

「らいちょう さむかろ らりるれろ」

「れんげが さいたら るりのとり」

「わいわい わっしょい わいうえを」

「うえきや いどがえ おまつりだ」

これを1回言います。

この3つの言い方のポイントは、

「大きく口を開ける」

「頬骨をなるべく上にあげるように言う」

ことです。

この3つのトレーニングは、こちらから印刷できるので使ってくださいね。

顔のトレーニング

3 表情が作れるようになって起こる良い変化

実は、この3つのトレーニングは、もともとは表情を作る目的でやり始めたのではありませんでした。

最初は、歯並びが悪く反対咬合(受け口)を治すためにと声が小さくて聞き取りにくい話し方を治すために始めました。

でも、やっていくうちに顔の筋肉も動くので、それまで無表情だった顔がどんどん動くようになったのです。

それで、表情作りにも効果があることが分かりました。

顔の筋肉が動くようになると、笑顔もすごくかわいらしくなります。以前はこわばった笑顔でしたが、自然な笑顔になりました。

3つのトレーニングをした結果、いろんな変化がありました。

1 顔の筋肉がうごくようになって、それまでのこわばった笑顔が自然なとてもかわいらしい笑顔になった。

2 そうすると、相手も笑顔になり、対人関係で良い経験をしやすくなった。

3 自然でやさしく楽しい感じになるので、クラスでも話しかけられる機会が増えた。

4 口周りの筋肉がなく、口をぽーっと開けがちだったのが、しっかり閉じれるようになった。

5 反対咬合(受け口)がなおった。

6 活舌が良くなり、聞きやすい声になった。

いくつもの良い変化がありましたよ。

最後に

最初はそれほど期待もせずやり始めたので、これほどはっきりと大きないくつもの変化が起こり、驚きました。

面倒な日もありますが、続けてトレーニングして心から良かったと思っています。

このトレーニング、ある意味筋トレみたいなものなので、子供だけやらそうと思っても嫌がることが多いです。

だから、ママも一緒にゲームっぽくやってみて下さい。

楽しいことじゃないと続きませんからね。

しかも、このトレーニングは発達障害の子供だけでなく、ママがやればシワやたるみ防止で美容に良いです。

変化を楽しみにして一緒にやってみて下さいね。

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